eお坊さんねっと


認知症は、『わが国の重要課題です(ひとごとではありません)』尊厳をもって最期まで自分らしくありたい。これは誰もが望むことです。

この願いをはばみ、深刻な問題になっているひとつに認知症があります。

今や、老後の最大の不安となり長高齢社会へ突き進む日本にとっては重要課題のひとつになっています。

認知症は誰にでも起こりうる「脳の病気」によるもので、85歳以上では4人に一人にその症状があるといわれています。

認知症の人が記憶障害や認知障害から不安に陥り、その結果周りの人との関係が損なわれることもしばし見られ、

家族が疲れ切って共倒れしてしまうことも少なくありません。

こういったことを軽減するためには周囲の理解と気遣いが大切になります。

認知症サポータ-


『認知症の人への支援とは(心のバリアフリーと人間杖)』


認知症の人は自分の傷害『を補う「杖」の使い方を覚えることが出来ません。

メモなどの書き物にしてもうまく思い出せないことが多くあります。

認知症の人への支援は、傷害を理解し、さりげなく援助できる「人間の心の杖」が必要です。

交通機関や店など町のあちこちに温かく見守り適切な援助をしてくれる人がいれば外出も出来、

自分でやれることも随分増えるでしょう。心のバリアフリー社会をつくることが認知症サポーターの役割です。

『認知症サポーター』


何か特別なことをする人ではありません!

認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族に対して温かい眼で見守ることです。

「認知症の人やその家族への応援者です」


認知症は誰でもなる可能性のある病気です。

いつ自分や家族が、あるいは友人や知り合いが認知症になるかわかりません。

一人ひとりが違うように対応は一様ではありませんが

心の通った対応(支援)を待っている人がいると捉えて行動することが大切です。

「オレンジ・リング」はサポーターの証です)

                    

参考:認知症サポーター養成講座標準教材

「認知症を学び地域で支えよう(全国キャラバンメイト連絡協議会)」より引用・編集